[1日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーが1日発表した第2・四半期決算は、新型コロナウイルスワクチンと治療薬の販売低迷が響き、総売上高が54%減と大幅な落ち込みとなった。コロナ関連製品の需要が今秋も予想を下回るようであれば、コスト削減策に着手する用意があると表明した。
総売上高は127億3000万ドルで、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の132億7000万ドルを下回った。
一時項目を除く1株当たり利益は0.67ドル。市場予想は0.57ドルだった。
コロナワクチンの売上高は83%減の14億9000万ドル。市場予想の14億ドルは上回った。抗ウイルス剤の売上高は98%減の1億4300万ドルで、市場予想の10億8000万ドルを大幅に下回った。
ファイザーはコロナ関連製品の売上高が2023年に底を打ち、来年は再び伸びる可能性を見込む。
また、全体の通年売上高見通しの上限を10億ドル引き下げ、700億ドルとした。