[モスクワ 15日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は15日、北朝鮮の崔善姫外相がロシアを訪問していることについて、昨年のロ朝首脳会談の合意事項に基づいてあらゆる分野で北朝鮮との関係を発展させていると述べた。
プーチン大統領は昨年9月、北朝鮮の金正恩総書記とロシア極東のボストーチヌイ宇宙基地で会談。北朝鮮の人工衛星開発を支援する意向を示した。
ペスコフ報道官は「北朝鮮は最も近い隣国であり、パートナーだ。あらゆる分野でパートナーシップを発展させており、今後も発展させていく」と発言。
「今回の訪問は、金氏がボストーチヌイ宇宙基地を訪問した際の合意を発展させたものであり、金氏とプーチン氏の交渉結果に基づくものだ。あらゆるレベルで対話が継続される。集中的で実りある交渉を期待している」と述べた。
米国とウクライナは今月、ロシアが北朝鮮から供給された短距離弾道ミサイルをウクライナに向けて発射したと非難したが、ロシアは肯定も否定もしていない。
ペスコフ報道官は、金氏の招待によるプーチン氏の訪朝が「予見可能な将来」に行われることを期待しているが、まだ日程で合意が成立していないと述べた。