[14日 ロイター] - 14日の米国株式市場は、この日発表された1月の米消費者物価指数(CPI)が米連邦準備理事会(FRB)の利上げ見通しを変えるほどの内容でなかったことから、まちまちとなった。
1月のCPIは家賃の上昇などが引き続き家計を圧迫し、FRBが利上げを停止するにはほど遠い状況を示唆した。ただ、物価上昇の減速は続いており、FRBが緩やかな利上げ軌道を維持する可能性を示した。
U.S.バンク・ウェルス・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「インフレは減速しているように見えるが、依然として高止まりしている」と分析。「きょうの(株価)値動きを見ると、年初来の好調を受けた利益確定かもしれない」と説明した。
リッチモンド地区連銀のバーキン総裁とダラス地区連銀のローガン総裁のタカ派的なコメントも相場を圧迫した。バーキン氏は、経済成長へのリスクよりもインフレ抑制を優先すべきだと述べた。
S&P総合500種の11セクターのうち、7セクターが下落。不動産は1.08%、主要消費財は0.95%、それぞれ下げた。
個別銘柄ではボーイングが1.3%上昇し、約1年ぶり高値を付けた。エア・インディアが同社から航空機220機を購入することが明らかになった。
コカ・コーラ通期の利益見通しが堅調だったものの、1.7%下落した。
マリオット・インターナショナルは4%高。第1・四半期の収益予想が市場予想を上回ったことが材料視された。
米取引所の合算出来高は107億株。直近20営業日の平均は118億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34089.27 -156.66 -0.46 34194.09 34331.47 33827.45
前営業日終値 34245.93
ナスダック総合 11960.15 +68.36 +0.57 11808.20 11999.85 11760.57
前営業日終値 11891.79
S&P総合500種 4136.13 -1.16 -0.03 4126.70 4159.77 4095.01
前営業日終値 4137.29
ダウ輸送株20種 15351.85 +168.63 +1.11
ダウ公共株15種 945.00 -6.80 -0.71
フィラデルフィア半導体 3121.63 +64.32 +2.10
VIX指数 18.91 -1.43 -7.03
S&P一般消費財 1181.11 +13.74 +1.18
S&P素材 520.68 +1.12 +0.22
S&P工業 869.36 -2.47 -0.28
S&P主要消費財 764.47 -7.17 -0.93
S&P金融 609.58 -3.29 -0.54
S&P不動産 251.75 -2.64 -1.04
S&Pエネルギー 687.78 -0.13 -0.02
S&Pヘルスケア 1546.71 -9.39 -0.60
S&P通信サービス 181.85 +0.01 0.00
S&P情報技術 2502.34 +10.87 +0.44
S&P公益事業 344.09 -1.66 -0.48
NYSE出来高 8.90億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 27755 + 135 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 27745 + 125 大阪比