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前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクGの値動きが投資家のセンチメントを左右

発行済 2018-08-07 08:42
更新済 2018-08-07 09:00
前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクGの値動きが投資家のセンチメントを左右
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7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


■株式見通し:ソフトバンクGの値動きが投資家のセンチメントを左右
■決算チェック:ソフトバンクG、1Q営業益49%増、10兆円ファンド好調でコンセンサス上回る
■前場の注目材料:東陽テク、日米中深耕、車走行模擬試験装置、性能評価、実路と同等


■ソフトバンクGの値動きが投資家のセンチメントを左右

7日の日本株市場は、ソフトバンクG (T:9984)がけん引するものの、全体としては引き続きこう着感の強い相場展開になりそうである。
6日の米国市場はNYダウ、ナスダックともに上昇。
貿易摩擦問題を巡る米中関係悪化への警戒感から売りが先行したが、主要企業決算が好感された。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の22540円。
円相場は1ドル111.30銭台で推移している。
まずは米株高の流れを受けて自律反発が意識されよう。


ソフトバンクG (T:9984)は6日、18年4-6月期(1Q)決算を発表。
営業利益は前年同期比49%増の7149億円となり、この期間として過去最高を更新。
市場コンセンサス(4500億円程度)を大きく上回っている。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドの事業利益は2399億円となり、国内通信の2217億円を上回っている。
決算を受けてADR市場では日本の終値換算で6%を超える上昇となっており、指数インパクトの大きい同社の強い動きが日経平均をけん引する格好になりそうだ。
本日はソフトバンクGが、投資家のセンチメントに影響を与えそうである。


一方で昨日の日経平均は22500円を挟んでの狭いレンジ取引が続いた。
大成建 (T:1801)の決算後の急落によって、より決算を見極めたいとするムードが強まったであろう。
参加者が限られるなか、決算内容次第で資金が集中しやすく、よりイレギュラーな価格が形成されやすい面もありそうだ。
短期売買としても決算内容を冷静に見極めてからの参加といった形でリスクを抑えたいところである。


その他、指数イベントとして「JPX日経インデックス400」の構成銘柄定期入れ替えが発表(実施日は8月31日)されることから、候補銘柄などには思惑的な資金が流入する可能性がある。



■ソフトバンクG、1Q営業益49%増、10兆円ファンド好調でコンセンサス上回る

ソフトバンクG (T:9984)は6日、18年4-6月期(1Q)決算を発表。
営業利益は前年同期比49%増の7149憶円となり、この期間として過去最高を更新。
市場コンセンサス(4500憶円程度)を大きく上回っている。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドの事業利益は2399億円となり、国内通信の2217億円を上回っている。



■前場の注目材料

・ソフトバンクG、ADRで6%超の上昇
・NYダウは上昇(25502.18、+39.60)
・ナスダック総合指数は上昇(7859.68、+47.66)
・シカゴ日経225先物は上昇(22540、大阪比+50)
・SOX指数は上昇(1389.22、+7.58)
・VIX指数は下落(11.27、-0.37)
・米原油先物は上昇(69.01、+0.52)
・1ドル111円30-40銭

・東陽テク (T:8151)、日米中深耕、車走行模擬試験装置、性能評価、実路と同等
・JT (T:2914)、バングラで事業買収、新興国のタバコ強化、1645億円


☆前場のイベントスケジュール


・10:00 中・製造業PMI(7月) 51.3 51.5

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