[アテネ 7日 ロイター] - ギリシャ国家統計局(ELSTAT)が7日に発表した昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前期比季節調整済みで1.4%増加し、前期改定値の0.4%増から加速した。消費支出と投資の増加分が輸出の減少分を上回った。
家計支出は1.8%、投資は8.5%それぞれ増加。一方、財(モノ)とサービスの輸出は0.8%減少した。
通年のGDP伸び率は季節調整前で5.9%だった。
昨年に新型コロナウイルス関連規制が撤廃された後、ギリシャ経済は堅調な観光収入に加え、消費支出と投資の改善に支えられて力強く回復している。
しかし、今年はエネルギーコストの上昇とインフレで支出と投資が抑制される見通しで、政府は今年のGDP伸び率が2.0%程度に鈍化すると予想している。