[メルボルン 17日 ロイター] - 豪エネルギー市場運営会社、オーストラリア・エネルギー市場オペレーター(AEMO)は17日、電力危機は終わっていないとしつつ、東部の停電リスクは後退したと表明した。ここ数週間停止していた石炭火力発電の約3分の1が復旧したことを受けた。
人口の多い東部では、石炭の供給混乱と世界的な石炭・ガス価格高騰も相まって、市場にある2万3000MW(メガワット)の石炭火力発電設備のうち約25%がメンテナンスなどのために停止し、5月中旬から電力危機に直面している。
AEMOは発表文で「エネルギーセクターには課題が残っており、引き続き全地域の供給レベルとリスクを監視していく」としている。