[コペンハーゲン 1日 ロイター] - 北欧デンマークで1日、欧州連合(EU)の共通安全保障・防衛政策への参加を問う国民投票が行われ、参加支持が67%近くに達した。
デンマークはEU加盟国で唯一、域内共通の安保・防衛政策に加わらなくてよい適用除外権を持っている。
開票がすべて終わった段階で賛成が約67%、反対が約33%だった。
フレデリクセン首相は結果を受けて「北大西洋条約機構(NATO)や欧州の同盟国に対してシグナルを送った。(ロシアの)プーチン大統領に明確なシグナルを送った」と述べた。
同じ北欧のフィンランドとスウェーデンは今月、これまでの軍事的中立政策を放棄し、NATO加盟を申請した。また、デンマークとドイツは防衛費の大幅な引き上げを表明している。