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日米の注目経済指標:7月米小売売上高はやや低い伸びとなる可能性

発行済 2016-08-06 15:37
更新済 2016-08-06 16:00
日米の注目経済指標:7月米小売売上高はやや低い伸びとなる可能性
8月8日-12日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。


■8日(月)午前8時50分発表予定
○(日)6月経常収支-予想は+1兆1000億円
参考となる5月実績は+1兆8091億円。
黒字額は前年同月比-2.4%となったが、23カ月連続で黒字を計上した。
経常黒字の大部分を占める第一次所得収支は+1兆8982億円だった。
6月については円高進行によって第一次所得収支の黒字額は減少すると予想されており、経常黒字額は5月実績を大幅に下回る可能性が高い。


■8日(月)午後11時発表予定
○(米)7月労働市場情勢指数-6月実績は-1.9
参考となる6月実績は-1.9で5月の-3.6との比較で改善した。
非農業部門雇用者数が大幅に増加したことが要因。
7月については、失業率は横ばい、労働参加率は上昇、不完全雇用の割合はやや増加し、まちまちの内容だったことから、6月実績に近い水準になるとみられる。


■12日(金)午後9時30分発表予定
○(米)7月小売売上高-予想は前月比+0.4%
参考となる6月実績は前月比+0.6%で市場予想を大幅に上回った。
自動車販売などの増加が寄与した。
自動車、ガソリン、建材、食品サービスを除くコア売上高は前月比+0.5%だった。
7月については全体の数字は6月に増加した反動でやや低い伸びにとどまる見込み。
自動車を除く売上高も6月実績をやや下回る見込みだが、雇用情勢の穏やかな改善が続いており、+0.4%程度の増加が予想されている。


■12日(金)午後11時発表予定
○(米)8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報-予想は91.5
参考となる7月確定値は90.0で速報値89.5をやや上回った。
8月速報値については労働市場の改善が続いていることを考慮して、7月確定値をやや上回る数字になるとみられる。
市場予想は妥当な水準か。


○その他の主な経済指標の発表予定は、9日(火):(米)4-6月期非農業部門労働生産性、10日(水):(日)6月機械受注、(日)7月国内企業物価指数、(米)6月JOLT求人件数、(米)7月財政収支、11日(木):(米)7月輸入物価指数、12日(金):(米)7月生産者物価指数、(米)6月企業在庫。



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