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米国株見通し:原油安、欧州株安にらみ売り先行の展開に

発行済 2017-06-21 19:28
更新済 2017-06-21 19:33
米国株見通し:原油安、欧州株安にらみ売り先行の展開に
S&P500先物 2430.00(-7.50) (19:00現在)
ナスダック100先物 5705.25(-27.50) (19:00現在)

19:00時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。
また、NYダウは25ドル安程度で推移。
欧州市場は小幅であるが、全般売りが先行している。
前日の下落要因だった原油先物相場は、小幅に下落して推移している。
この流れを受けて、米株式市場はやや売り先行の展開になりそうだ。


20日の米株式市場は下落。
供給過剰への懸念などから原油価格が1月の高値から20%を超す下落となっていることが嫌気され、エネルギーセクターを中心に売りが先行。
ライアン下院議長が税制改革は年内に完了するとの考えを示したほか、共和党のオバマケア代替法案が来週にも上院で採決される見通しが報じらたものの、相場を押し上げるには至らなかった。


まずは前日の下落影響が大きかった原油相場の動向が注目される。
現時点では若干の下げにとどまっているが、依然として不安定な値動きが続いているため、方向感を掴みづらくさせよう。
また、北朝鮮に拘束され、昏睡状態で釈放した米学生が死去したことを受けて、米国と北朝鮮の緊張高まる可能性がある。
トランプ政権下で初の米中の外交・安全保障対話がワシントンで開かれる。
中国の立場は 対北朝鮮政策で米と温度差があるため、緊張が高まる可能性も警戒しておきたい。


その他、トランプ米大統領は22日にAT&Tやベライゾン、TモバイルUSなど通信大手の首脳らと会合を開き、5G通信や小型無人機「ドローン」について協議する見通しと伝えられている。
19日にはテック業界のCEOとの会談を受けて、ハイテク株への買いが再燃していた。
今回も物色は波及する流れが意識されそうだ。


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