[東京 20日 ロイター] - 三菱商事など5大商社株は買いが先行している。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが19日、持ち株比率を引き上げたと明らかにし、好感されている。
午前9時5分時点で、伊藤忠商事は2.7%高、丸紅は3.5%高、三菱商事は4.0%高、三井物産は4.2%高、住友商事は2.8%高となっている。
市場では「着実に買っているのは好材料」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれる。バークシャーによると、現在の持ち株比率は平均8.5%強で、合計の投資額は米国外の上場株式では最大規模。長期保有が目的で、出資比率を9.9%まで増やす可能性があるとしている。
一方、大手商社5社の株価はいずれも年初から30%以上上昇し「押し目があれば拾いたいところだが、積極的には上値を追いにくい」(別の国内証券アナリスト)との声もある。