[フランクフルト 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は28日、ロシアによるウクライナ侵攻を受けた市場の機能不全を避けるため、東欧諸国を中心とするユーロ圏以外の複数の国とのユーロ流動性協定を延長、もしくは新設したと発表した。
これにより、ポーランド、ハンガリー、アルバニア、北マケドニア、サンマリノの中央銀行は、他の外貨が枯渇した場合にECBから上限付きでユーロ資金を借り入れ、自国の銀行システムに注入できるようになる。
大部分は既存の協定の延長。ただECBはウクライナから大勢の避難者が押し寄せているポーランドの中銀に対し、新たに100億ユーロの「予防的」スワップラインを提供することで合意した。