[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツ企業は来年、特にグリーン水素や液化天然ガスなどの分野でアフリカでの活動を強化したいと考えており、43%がアフリカへの投資を増やす予定であることが、ロイターが27日入手した調査で分かった。
調査は、ドイツ・アフリカビジネス協会が会員を対象に実施。調査では、39%の会員がアフリカでの支出水準を安定的に維持するとした。
協会代表のクリストフ・カンネギーサ氏は、ロイターに対し「大半の企業が、来年は活動を拡大したいと考えている」と述べた。「アフリカ大陸はまだ成長軌道にあるので、それは理にかなっている」と語った。
独経済省のデータによると、ドイツ企業は2021年にアフリカに約16億ユーロを投資し、そのうち約11億ユーロはサハラ砂漠以南の地域へ投じられたという。
カンネギーサ氏は、ロシアのウクライナ侵攻受けてドイツがガスの対ロ依存度を下げようとしている中、アフリカのエネルギー部門には大きなチャンスがあるとの認識を示した。