[オスロ 2日 ロイター] - 海外投資家グループが北欧の航空会社SASの買収を検討していると、スウェーデンの金融専門紙Dagens Industriが2日、関係筋の話として報じた。
投資家グループは買収に向けアドバイザーを指名した。ただ、SASへの投資はコスト削減や財務再編が条件になるという。
赤字に陥っているSASは5月31日、負債を株式に転換し、95億スウェーデンクローナ(9億6600万ドル)調達する意向を示した。現金を確保できなければ流動性問題が生じるという。
SASにはスウェーデンとデンマークが一部出資している。ここ数年経営が悪化しており、31日には2月に提示した再編計画が十分進んでいないと明らかにした。