◆日経平均は2万6319円34銭(684円22銭安)、TOPIXは1878.39ポイント(37.52ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億6342万株
5月9日(月)後場の東京株式市場は、前引け後に決算と大幅な株主還元を発表した川崎汽船<9107>(東証プライム)が急伸して始まり、家電量販株や百貨店株の一角が一段と強含み、前場下げた鉄鋼株は回復傾向となった。ただ、東京時間より6時間遅いモスクワで本日行われる軍事パレードでのプーチン演説や、今夜の米国金利動向などが気掛かりの雰囲気があり、日経平均は14時過ぎに前場の安値を下回り、大引け間際に694円34銭安(2万6309円22銭)まで下げて大引けも大幅反落となった。
後場は、GW連休前に3月決算と今期予想を発表した新光電気工業<6967>(東証プライム)やキヤノンMJ<8060>(東証プライム)が一段ジリ高となり、14時に発表したプリマハム<2281>(東証プライム)、正午に発表したミズホメディー<4595>(東証スタンダード)は急動意となって強い相場に転換。JFEコンテイナー<5907>(東証スタンダード)はJFEグループ企業による完全子会社化で大引けまで買い気配のままストップ高。
東証プライム市場の出来高概算は12億6342万株(前引けは6億4836万株)、売買代金は2兆9545億円(同1兆4563億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は211(前引けは275)銘柄、値下がり銘柄数は1598(同1516)銘柄。
また、東証33業種別指数は3業種(前引けは2業種)の値上がりにとどまり、電力ガス、海運、石油石炭が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)