[ロンドン 11日 ロイター] - ロンドン金属取引所(LME)は11日、2023年の1日当たりの平均出来高が前年比11%増の59万3537枚だったと発表した。鉛の出来高が46%増え、全体を押し上げた。
鉛の取引は、昨年に鉛がブルームバーグ・コモディティー指数に初めて組み入れられたことが追い風となった。
LMEは「これはLME市場に対する関心の高まりと投資家のリスク志向の拡大を反映したものであり、建玉は23年1月初頭以降で25%増えた」と説明した。
一方でニッケルは、22年3月の価格急騰を受け取引を一時停止するなど市場が混乱した問題が尾を引いており、出来高は完全には回復していない。ただ12月には1日当たりの平均出来高が前年同月比55%増えており、LMEは、昨年末の勢いが今年も続くとの見方を示した。