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東京外為市場・15時=ドル83円前半、GMのIPOに絡むドル買いが下支え

発行済 2010-11-19 15:32

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 83.33/37  1.3634/36  113.62/67

正午現在   83.47/50  1.3635/37  113.84/87

午前9時現在 83.54/55  1.3656/60  114.08/13

NY17時現在 83.52/56  1.3641/45  113.78/82

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 [東京 19日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点

に比べ若干ドル安の83円前半。日中は仲値公示にかけて、前日再上場された米自動車大

手ゼネラル・モーターズ(GM)の新規株式公開(IPO)に伴う、本邦投資家か

らのドル買いを受け、ドルが下支えされた。ただ、東京終盤に入って、ドルの上値は若干

重くなっている。

 <GMのIPO関連のドル買い>

 

 ドルは仲値付近で83.66円とこの日の高値をつけた。「仲値公示の1分前頃から、

ドル買いオーダーが市場につながれ始め、その勢いでドルがきょうの高値をつけた」(証

券会社)という。

 18日にニューヨーク市場とトロント市場で新規株式公開(IPO)を行ったGMの初

値は、35ドルとなり、IPO価格の33.00ドルを上回った。 株価は一時9%値上

がりする場面もみられたものの、結局3.6%高の34.19ドルで取引を終えた。

 GMは、既に201億ドルを調達している。IPOのアンダーライター各社がオーバー

アロットメント・オプションを全額行使した場合、調達額は最大で231億ドルに達し、

過去最大だった中国農業銀行<601288.SS>のIPOをしのぐ規模となる。 事情に詳しい筋

がロイターに伝えたところによると、GMは今回のIPOで20%(30億ドル超)を個

人投資家に割り当てたという。

 

 <バーナンキ発言>

 

 午後に入って、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が量的緩和政策を改めて擁

護したことで、米長期金利が低下し、ドルが買いにくくなったという。

 米国債市場では、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受け、10年物

国債利回りが2.8630/2.8622%と、ニューヨーク終盤の

2.901%から低下した。

 「バーナンキ議長の発言で、米国が引き続き長期金利の押し下げを促したいとの意図が

伝わった」(証券会社)という。「しかし、投資家の本音では、米国債を売って、株に乗

り換えたいという向きも多いだろう」(同)という。

 バーナンキ議長は「米経済成長を支援する政策は、ドルを下支えする最善の方法で世界

経済の回復を支援する」と述べ、FRBの債券買い入れプログラムがドル相場を押し下げ

ているとの批判に反論し、量的緩和第2弾(QE2)政策を擁護した。

 欧州中央銀行(ECB)で行われるコンファレンスでの準備原稿が事前に公開された。

 

 市場では「今の市場の見方は、6000億ドルの米国債買い入れを実施するか、これを

縮小させるかの間で綱引きになっている。 しかし、バーナンキ議長がQE2を擁護し、

タカ派色のあった米ミネアポリス地区連銀のコチャラコタ総裁もQE2擁護にまわってい

るところをみると、少なくとも(縮小を期待して)ドルを買う地合いにはならない」(大

手銀行)と受け止められた。

 

 米金利のイールドスプレッドがスティープニング、長めの金利が上昇したことが波紋を

呼んでいるが「10年債で3%を超えるような上昇にならなければ、バーナンキ議長にと

っては許容範囲ではないか。12月に入ると参加者が減る一方でFRBによる米債買い入

れは続き、米金利は上がりにくくなる」(大手銀行)という。

   

 <ボラティリティは年末相場>

 通貨オプション市場では、ドル/円のインプライド・ボラティリティ(予想変動率)が

1カ月物で9.90/10.30%の気配と、今年5月以来、約半年ぶりの低水準まで低

下した。同ボラティリティは週前半に11.8%付近まで上昇したが、週後半にかけて下

落傾向が顕著になっている。

 「ボラティリティは昨日から10%を割り込む水準まで下げ、(市場は)完全に年末モ

ードに入っている」(外銀)という。「市場参加者の間では、ドルの下値リスクが後退し

たとの見方が広がっているが、どこまで上値をみるのかという点では見方が分かれている」

(同)という。

 <ユーロ>

 ユーロ/ドルは1.36ドル前半から半ばで小じっかり。 アイルランド中央銀行のホ

ノハン総裁は18日、アイルランドは欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から数

百億ユーロ規模の融資を受ける可能性が高い、との見方を示した。

 EUとIMFなどの合同チームは、アイルランドの銀行セクターを支援する緊急措置に

ついて、18日からダブリンで協議している。また、スペインの国債入札が前日、比較的

順調にこなされたこともあり、リスクセンチメントがやや改善し、ユーロ/ドルは前日、

1.3668ドルまで急上昇した。17日の海外安値(1.3460ドル)からは約

200ポイントの上昇になった。

 ただ、10月以降下値のサポートだった1.37ドル前後の水準をいったんクリアに割

り込んだことで、逆に1.37ドル水準での上値抵抗が強まる可能性もあり、「海外での

ユーロの反応は過剰に楽観的」(国内金融機関)との声も出ている。

 

 (ロイター 森佳子記者)

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