*これは16日に配信した記事です。
1812GMT 14日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
15日終値 前営業日終値
株 FT100 5996.01(+32.21) 5963.80
クセトラDAX 7178.29(+31.73) 7146.56
金 現物午後値決め 1476.75 1465.75
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.450 (‐0.005) 0.793(0.770)
独連邦債2年物 1.861(1.871)
独連邦債10年物(6月限) 121.14 (+0.45) 3.384(3.430)
独連邦債30年物 3.872(3.920)
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<為替> ユーロ圏周辺国のソブリン債をめぐる懸念からユーロが下落。ただ欧州中央
銀行(ECB)のタカ派姿勢と、緩和策を継続している米連邦準備理事会(FRB)の違
いが鮮明になっていることから、ユーロは今後も引き続きレンジ取引となるか、もしくは
対ドルで反発する可能性もある。
<株式> ロンドン株式市場は反発。医薬品・タバコ銘柄がディフェンシブ株の上昇を
けん引した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は6000の水準を上回ることは出来なかった。
グラクソ・スミスクライン
治療薬をめぐり、連邦裁判所がパー・ファーマシューティカル
後発医薬品の開発・販売差し止めを暫定的に命じた、と明らかにした。グラクソはその片
頭痛治療薬の米国販売を担当している。
インペリアル・タバコ
ぞれ1.9、1.3%高。ゴールドマン・サックスは、同セクターのM&A(合併・買収)
の可能性について指摘した。
さえない米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)
<.FTNMX8350>は不安定な展開となり、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
中国の追加引き締め懸念が圧迫し、鉱山株<.FTNMX1770>は売られた。
欧州株式市場はスイスの食品大手ネスレ
飲料株に買いが入り、小反発して終了した。ただユーロ圏債務危機懸念の再燃を受けユー
ロ圏周辺国の株式が売られ、週足では4週ぶりに下落した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.88ポイント(0.26%)高
の1131.72でこの日の取引を終えた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は1.33ポイント(0.05%)
高の2919.05。
予想を上回る第1・四半期決算を発表したネスレは2.4%高で終了した。
ケプラー・キャピタル・マーケッツのパトリス・ペロワ氏は「ギリシャの債務再編は将
来的に不可避となるともようで、それに向けて市場に徐々に準備をさせているようにみえ
る」と述べた。
この日はギリシャ・アテネ株式市場の主要株価指数<.ATG>は1.3%下落して終了、
10年物のギリシャ国債と独連邦債との利回り格差は急拡大した。
<ユーロ圏債券> 債務再編の可能性をめぐる懸念から、ギリシャ国債がこの日も売ら
れた。
ギリシャ10年債利回り
る水準に上昇。2年債利回り
INGの金利ストラテジストによると、市場は現在、ギリシャ長期債について、50%
のヘアカット(担保価値の削減率)の可能性を完全に織り込んでいる。
ギリシャ10年債の対独連邦債利回りスプレッドは前週末の終値水準から110ベーシ
スポイント(bp)拡大する一方、ギリシャ2年債利回りは2%ポイント超上昇している。
アイルランド、ポルトガル国債の利回りも急上昇し、ポルトガル国債利回りは引き続き、
全般的に過去最高水準を更新した。アイルランド格下げや対ポルトガル支援の潜在的な
遅延リスクを受け、周辺国をめぐる懸念が一段と深刻化している。
スペイン10年債の対独連邦債利回りスプレッドも拡大し、再び200bpを上回る水
準となった。スペインがまた市場のターゲットになるとの懸念も一部で再燃している。
スペイン10年債利回り
場面もあった。
一方、周辺国をめぐる懸念を背景に、安全資産としての独連邦債は買い進まれ、先物
[東京 16日 ロイター]