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[ブリュッセル 11日 ロイター] - ベルギー当局は11日、ペルシャ湾岸のある国が欧州議会の決定に影響を与えようとして有力者らに金品を渡した疑いを巡り、4人を訴追した。
検察は9日、マネーロンダリング(資金洗浄)と汚職を巡る捜査の一環としてブリュッセルで16カ所を家宅捜索。60万ユーロ(63万1800ドル)を押収した。
当初6人が拘束されたが、検察によると、2人は釈放され、4人が訴追された。これらの人物の名前は明らかにされていない。
検察は数カ月前から、湾岸の1国が欧州議会の決定に影響を与えようとしているのではないかという疑いを抱いていたという。関係筋はこの国について、サッカーのワールドカップ(W杯)開催国・カタールだとしている。
カタール政府当局者は、不正疑惑を否定した。
欧州議会は週末、ベルギーの捜査を踏まえ、副議長の1人であるエバ・カイリ氏の権限と職務を停止したと発表した。
同氏が訴追されたかどうかは、現時点で不明。