[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツの主要経済研究所が2022年の成長率見通しを4.8%から2.7%に下方修正することが分かった。ウクライナ戦争が響くという。関係筋が明らかにした。
RWI経済研究所、ドイツ経済研究所(DIW)、IFO経済研究所、キール大学世界経済研究所(IFW)、ハレ経済研究所(IWH)の5研究所は13日に共同報告書を公表する予定。
消費者物価上昇率見通しは6%超とし、前回見通し(21年10月)の2.5%から引き上げた。
一方、23年については明るい見通しを示している。成長率予想を1.9%から3.1%に上方修正したほか、インフレ率も3%をわずかに下回るとした。
ただ、ロシアからのエネルギー輸入が即時停止するなどの事態が起きた場合、独経済は2%以上縮小し、深刻な不況に陥る可能性も排除できないという。