[サンパウロ 18日 ロイター] - ブラジルの資源大手バーレは18日、証券取引所に提出した資料で、第1・四半期の鉄鉱石生産が前年比5.8%増加したと明らかにした。ブラジル北部で手掛ける「S11D」鉱区で生産が拡大した。
第1・四半期の鉄鉱石生産量は6677万トンだった。2022年第4・四半期からは17.4%減少した。
S11Dでの生産拡大に加えて、ミナスジェライス州で降雨量が少なかったことも前年比での生産増加につながったと説明した。
一方、鉄鉱石の販売量は4586万トンで、前年比10.6%減少した。生産と販売のギャップは、降雨により備蓄や出荷に影響が出たことや港湾設備の予定外の保守点検が理由という。
第1・四半期のニッケル生産量は10.5%減の4万1000トンだった。販売量は2.8%増加した。
同社はこれまでテスラやゼネラル・モーターズ(GM)などとニッケル供給契約を結んでいる。
銅の生産は6万7000トンとなり、前年比1.1%増加した。