[チューリヒ 13日 ロイター] - スイス連邦統計局が13日発表した1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比3.3%と、中央銀行の目標レンジ(0─2%)を上回った。
市場予想の2.9%を上回った。昨年12月は2.8%。
前月比では0.6%。電力・ガス、宿泊、パン、コーヒーが値上がりした。空輸、石油製品、衣料、履物の価格は下落した。
燃料や食品など変動の激しい項目を除いたコアインフレ率は前月比横ばい、前年比2.2%。
UBSのエコノミストは「総合インフレ率は2%を明らかに上回っており、コアインフレ率も間違いなくピークを過ぎていない。3月に50ベーシスポイント(bp)の追加利上げがあるだろう」と指摘。
ただ「中銀は今年第2・四半期にインフレ率が近く2%を下回るとの見通しを確実に示すだろう。このため、年末まで政策金利が据え置かれる可能性がある」と述べた。