[ロンドン 1日 ロイター] - 米S&Pグローバル/CIPSが1日発表した2月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.3と、1月の47.0から上昇、昨年7月以来の高水準となった。
インフレ圧力の緩和を反映し、回答企業の60%が今後1年で生産が増えるとの見通しを示した。
速報値は49.2だった。PMIは50が好不況の分かれ目となる。
新規受注は9カ月連続で減少。生活費危機に加え、欧州、米国、中国など海外の需要低迷が響いた。
ただ新規輸出受注の減少ペースは11カ月ぶりの低水準。国際経済の安定化と中国経済の再開が背景。
投資財の海外受注の拡大ペースは2021年末以降で最高だった。
インフレが最悪期を脱した兆しも出ている。投入価格指数は20年7月以来の低水準だった。