[8日 ロイター] - カナダの産金大手バリック・ゴールドが8日発表した第2・四半期決算は、1株当たり調整後利益が0.19ドルと、アナリスト予想の0.17ドルを上回った。金価格の上昇が寄与した。
同社は通年の金・銅生産予想を維持し、下期の生産が上期を上回るとの見通しを示した。
第2・四半期の金生産は前年同期比3%減の100万オンスと、リフィニティブIBESがまとめたアナリスト予想平均の109万オンスを下回った。銅生産は11%減の1億0700万ポンドだった。
第2・四半期の金平均価格は前年同期より4.3%高く、米銀行危機を背景に安全資産への逃避が起こった5月には過去最高値に迫った。