CAICA (T:2315)は18日、子会社のeワラント証券とともに、暗号資産・暗号資産デリバティブへ投資を行うEWC匿名組合運営の「暗号資産ファンド」への出資と、現代アートへ投資を行うEWA匿名組合運営の「アートファンド」へ出資することについて発表した。
これに伴い、EWC匿名組合、EWA匿名組合は同社の連結子会社に該当することになった。
また、この出資は、ライツ・オファリングによる調達資金のうち、支出予定時期未定としていた運転資金11.52億円の一部を変更するものとなる。
同社グループはIT金融企業としてのサービスを展開している。
国内外の暗号資産や有望なDeFi(Decentralized Finance、金融分野における DApps)案件への投資を迅速に実行していくために、暗号資産ファンドへの出資を決定した。
また、投資したアートのNFT(Non-Fungible Token、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークン)を活用した売却も視野に入れ、アートファンドへの出資を決定した。
なお、NFTのシステムは、子会社のCAICAテクノロジーズが開発するブロックチェーンプラットフォームを利用する予定で、アート以外にも活用可能な汎用的なNFT基盤を提供するとのこと。
同社はこれらの出資を通じて新たなノウハウを吸収し、「IT金融のさらなる深化」を図るとしている。