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米国株見通し:新政権関連銘柄を探る流れ継続か

発行済 2016-11-10 18:12
更新済 2016-11-10 18:33
米国株見通し:新政権関連銘柄を探る流れ継続か
S&P500先物 2179.75(+19.50) (17:30現在)
ナスダック100先物 4878.00(+57.50) (17:30現在)

17:30時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は堅調に推移している。


9日の米株式市場は上昇。
トランプ氏勝利の大勢が判明した昨晩には、先物取引市場で一時NYダウが1000ドル近い下落となるなど、不安感が広がる場面もあったが、朝方にはトランプ氏の経済政策へと投資家の関心も移り、恩恵を受けるとみられる銘柄に買いが広がった。
ダウ平均は256.95ドル高の18589.69、ナスダックは57.58ポイント高の5251.07。


グローベックスの米株先物は堅調に推移しているが、NYダウで170ドル近くの上昇を織り込んでいる。
日本株市場は前日の大幅下落部分を一気に吸収する流れから、日経平均は6%超の上昇。
欧州市場全般買いが先行しており、ユーロストック、英FTSE、独DAXなど、概ね1.0%を超える上昇で推移している。


トランプ政権に対しては現時点で先行きが見えないところはあるが、政策に対する恩恵を受けるであろうセクターや銘柄への物色もみられており、トランプ氏はドッド・フランク法(金融規制改革法)を廃止すると発言している。
同法は金融機関のリスクを取る能力を阻害し自由度を奪っているとしており、金融セクターへの物色等が引き続き注目されやすい。
米国では報道機関のみならず野党も、新政権の最初の100日間は批判や性急な評価を避ける紳士協定がある。
市場も緩やかな上昇が見込まれるなか、関連銘柄を探る流れが強まりそうである。


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