■業績動向
1. 2018年9月期第2四半期の業績概要
カナミックネットワーク (T:3939)の2018年9月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比21.0%増の762百万円、営業利益が同33.0%増の226百万円、経常利益が同33.1%増の226百万円、四半期純利益が同37.4%増の146百万円と大幅な増収増益となった。
売上高の増加は、主力のクラウドサービスが順調に拡大していることが主要因。
カナミッククラウドサービスの導入地域が701地域(前期末比85地域増)、有料ユーザーID数も51,877(同5,875増)と増加し、カナミッククラウドサービス売上も628百万円(前年同期比16.7%増)と増加した。
その他サービスセグメントが前年同期比63.2%増と大きく伸びたのは、大口顧客向けカスタマイズ開発やIoTサービス創出支援事業(総務省)の受託が要因である。
コンテンツサービスも堅調に推移している。
経常利益は前年同期比で33.1%増と、売上高の成長よりもさらに高い。
収益性の高いクラウド事業の増収効果が販管費の伸びを上回った。
事業構造の特長としては、原価率が15.9%と低く、経常利益率29.7%(2018年9月期第2四半期)と収益性が高い。
自己資本比率76.5%、高い財務の安全性を維持
2. 財務状況と経営指標
2018年9月期第2四半期末における総資産は前期末比90百万円増の1,388百万円となった。
内訳を見ると、流動資産が44百万円増加、固定資産は46百万円の増加だった。
流動資産の増加は、現金及び預金の増加27百万円と売掛金の増加22百万円が主な要因である。
負債合計は前期末比16百万円減の325百万円となった。
内訳としては流動負債が8百万円減少し、固定負債が7百万円の減少。
なお、有利子負債は前期末の35百万円から27百万円へ減少した。
純資産合計は前期末比106百万円増の1,062百万円となった。
前期末比で利益剰余金が増加した影響が大きい。
経営指標を見ると、中長期の健全性を表す自己資本比率で76.5%という高い水準を維持したほか、短期の安全性を表す流動比率も321.9%と一般に健全と言われる200%を大きく超える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
1. 2018年9月期第2四半期の業績概要
カナミックネットワーク (T:3939)の2018年9月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比21.0%増の762百万円、営業利益が同33.0%増の226百万円、経常利益が同33.1%増の226百万円、四半期純利益が同37.4%増の146百万円と大幅な増収増益となった。
売上高の増加は、主力のクラウドサービスが順調に拡大していることが主要因。
カナミッククラウドサービスの導入地域が701地域(前期末比85地域増)、有料ユーザーID数も51,877(同5,875増)と増加し、カナミッククラウドサービス売上も628百万円(前年同期比16.7%増)と増加した。
その他サービスセグメントが前年同期比63.2%増と大きく伸びたのは、大口顧客向けカスタマイズ開発やIoTサービス創出支援事業(総務省)の受託が要因である。
コンテンツサービスも堅調に推移している。
経常利益は前年同期比で33.1%増と、売上高の成長よりもさらに高い。
収益性の高いクラウド事業の増収効果が販管費の伸びを上回った。
事業構造の特長としては、原価率が15.9%と低く、経常利益率29.7%(2018年9月期第2四半期)と収益性が高い。
自己資本比率76.5%、高い財務の安全性を維持
2. 財務状況と経営指標
2018年9月期第2四半期末における総資産は前期末比90百万円増の1,388百万円となった。
内訳を見ると、流動資産が44百万円増加、固定資産は46百万円の増加だった。
流動資産の増加は、現金及び預金の増加27百万円と売掛金の増加22百万円が主な要因である。
負債合計は前期末比16百万円減の325百万円となった。
内訳としては流動負債が8百万円減少し、固定負債が7百万円の減少。
なお、有利子負債は前期末の35百万円から27百万円へ減少した。
純資産合計は前期末比106百万円増の1,062百万円となった。
前期末比で利益剰余金が増加した影響が大きい。
経営指標を見ると、中長期の健全性を表す自己資本比率で76.5%という高い水準を維持したほか、短期の安全性を表す流動比率も321.9%と一般に健全と言われる200%を大きく超える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)