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ロックオン Research Memo(4):2019年9月期第2四半期は投資回収期間に入り、公約通り黒字化

発行済 2019-06-06 15:04
更新済 2019-06-06 15:21
ロックオン Research Memo(4):2019年9月期第2四半期は投資回収期間に入り、公約通り黒字化
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■業績動向1. 2019年9月期第2四半期の業績概要株式会社ロックオン (T:3690)の2019年9月期第2四半期の売上高は1,081百万円(前年同期比23.2%増)、営業利益21百万円(前年同期は70百万円の損失)、経常利益17百万円(同81百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失46百万円(同58百万円の損失)となり増収を継続するとともに損失が縮小した。

売上高に関しては、主力のマーケティングPF事業が前年同期比31.0%増と成長をけん引した。

主力サービス「アドエビス」での昨年からの新価格体系への移行により平均単価98,042円/月(前年同期比22,196円増、29.3%増)に上昇。

これにより低価格帯の顧客で解約が発生し、1,516件(同37件増、2.5%増)と顧客数の伸びは鈍化した。

結果として単価向上が寄与して大幅増収となった。

商流PF事業ではEC受託開発業務(ソリューション)の移管の影響が残り同15.1%減となったが、全社としては同23.2%増と増収基調が鮮明になった。

営業利益に関しては、2019年9月期は投資回収期という位置付けどおり、第2四半期で黒字化を達成した。

人件費の84百万円増、サーバー費等の原価の増加32百万円増などのコスト増があったものの、マーケティングPF事業の増収効果が上回った。

なお、2019年9月期第2四半期は訴訟関連損失60百万円を特別損失に計上したため、親会社株主に帰属する四半期純損失は46百万円となったが、一過性であり下期以降は発生しない。

今後、投資回収時期に入り財務は強化される予想2. 財務状況と経営指標2019年9月期第2四半期の総資産は前期末比82百万円増の2,242百万円となった。

そのうち流動資産は216百万円減であり、現金及び預金の269百万円減が主な要因である。

そのうち固定資産は299百万円増であり、無形固定資産208百万円増が主な要因である。

負債合計は前期末比207百万円増の1,192百万円となった。

そのうち流動負債は307百万円増であり、短期借入金の200百万円増および未払金91百万円増が主な要因である。

経営指標(2019年9月期第2四半期末)では、流動比率146.8%、自己資本比率46.8%となっており、中長期的な安全性に懸念はない。

今後は投資回収時期となるため、財務体質は強化の方向に向かうことが予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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