28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円33銭から110円83銭まで上昇し、110円60銭で引けた。
米国の10-12月期GDP確定値が予想を下回ったためいったんドル売りが優勢となったものの、米債利回りが上昇したため景気後退への警戒感が後退。
ドル買い・円売りが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1214ドルまで下落後、1.1239ドルまで上昇して1.1225ドルで引けた。
ドイツの3月消費者物価指数速報値が予想外に低下したため、欧州中央銀行(ECB)の利上げが一段と遅れるとの見方にユーロ売りが優勢となった。
ユーロ・円は、123円86銭から124円43銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.3163ドルから1.3035ドルまで下落した。
英国の欧州連合(EU)離脱に関する不透明感が一段と強まり、ポンド売りが加速。
ドル・スイスは、0.9973フランへ上昇後、0.9949フランまで反落。
スイス国立銀行(SNB)のメクラー理事が「フランは依然過大評価されている」との見解を示すとフラン売りが強まった。
[経済指標]・米・10-12月期GDP確定値:前期比年率+2.2%(予想:+2.3%、速報値:+2.6%)・米・10-12月期個人消費確定値:前期比年率+2.5%(予想:+2.6%、速報値:+2.8%)・米・先週分新規失業保険申請件数:21.1万件(予想:22.0万件、前回:21.6万件←22.1万件)・米・失業保険継続受給者数:175.6万人(予想:177.8万人、前回:174.3万人←175.0万人)・米・2月中古住宅販売成約指数:前月比−1.0%(予想:-0.5%、1月:+4.3%←+4.6%)・独・3月消費者物価指数速報値:前年比+1.3%(予想:+1.5%、2月:+1.5%)