■英国における損害賠償請求訴訟
CRTモニタ及びLCDモニタに関して発生した国際的価格カルテル事件であるが、CRTモニタの事案に関して、2016年5月23日付で裁判管轄権に関する英国高等法院の判決が出た。
原告側であるMCJ (T:6670)子会社の請求が棄却され、被告側訴訟費用について原告側が負担するという内容であるが、同社子会社はこれを不服として控訴手続き準備中である。
しかし、最終判決結果が確定していなくても、相手方の訴訟費用を一旦支払う義務が生じるため、2017年3月期第1四半期の特別損失として512百万円を計上している。
いずれの事案も賠償請求額が多額であり、今後最終的な訴訟結果がどうなるかは予断を許さないが、最終判決に至るまではまだ数年を要するものと思われる。
今後の動向に注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)
CRTモニタ及びLCDモニタに関して発生した国際的価格カルテル事件であるが、CRTモニタの事案に関して、2016年5月23日付で裁判管轄権に関する英国高等法院の判決が出た。
原告側であるMCJ (T:6670)子会社の請求が棄却され、被告側訴訟費用について原告側が負担するという内容であるが、同社子会社はこれを不服として控訴手続き準備中である。
しかし、最終判決結果が確定していなくても、相手方の訴訟費用を一旦支払う義務が生じるため、2017年3月期第1四半期の特別損失として512百万円を計上している。
いずれの事案も賠償請求額が多額であり、今後最終的な訴訟結果がどうなるかは予断を許さないが、最終判決に至るまではまだ数年を要するものと思われる。
今後の動向に注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)