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今日の為替市場ポイント:リスク選好的な円売り一巡でドルは対円でもみあう展開も

発行済 2017-05-08 08:22
更新済 2017-05-08 08:33
今日の為替市場ポイント:リスク選好的な円売り一巡でドルは対円でもみあう展開も
5日のドル・円相場は、東京市場では112円66銭から112円09銭まで下落。
欧米市場ではドル・円は112円80銭まで上昇し、112円71銭で取引を終えた。


本日8日のドル・円は113円前後で推移か。
7日に投開票が行われた仏大統領選でマクロン氏が予想通り勝利したが、リスク選好的なユーロ買い・円売りは一巡しつつある。
新たな円売り材料が提供されない場合、ドル・円は目先的に113円前後でもみあう状態が続く見込み。


外為市場ではマクロン氏の勝利は織り込み済みだったが、同氏の得票率は予想以上との理由で8日早朝のアジア市場でユーロは一段高となった。
大統領選の結果を受けたユーロ買いは一巡しつつあるが、マクロン次期大統領が国内経済の持続的な成長に寄与する政策を打ち出すことができれば、欧州中央銀行(ECB)は2018年前半にも金融緩和策の解除を開始するとの見方が出ている。
次回6月8日のECB理事会の会合結果は注目に値する。


米連邦準備理事会(FRB)は6月13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、0.25ポイントの追加利上げを決定する可能性は高いとみられている。
米国とユーロ圏の短期金利差は当面拡大するが、米利上げペース加速の思惑は台頭していないことから、米6月利上げを見込んだ米ドル買い・ユーロ売りが再び強まるかどうか予断を持てない状況がしばらく続くことになりそうだ。



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