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ピアラ Research Memo(5):B&H及び食品市場は今後も安定成長が続き、通販業界のDX進展が追い風となる

発行済 2020-05-21 15:05
更新済 2020-05-21 15:41
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■今後の展開1. 市場環境ピアラ (T:7044)がターゲットとするB&H及び食品業界の市場規模(通販・EC市場)は、2016年の1.8兆円から2020年は2.5兆円と年率7%前後で安定成長が続く見通しとなっている。

今後も高齢化社会の進展による潜在顧客数の増加や健康に対する意識の高まり、女性の社会進出等を背景に、同市場は年率1ケタ台の安定成長が続くものと見込まれている。

同社では、これら通販・EC企業が投下するマーケティングコストを売上高の30%程度と算出しており、業界全体で2020年は7,000億円を超える市場規模になると見ている。

特に、ここ数年はEC市場の拡大を背景にデジタルマーケティング施策に注力する通販企業が増加しており、デジタルマーケティング領域に関して見れば年率2ケタ成長が続く見通しだ。

また、ヘルスケア産業について見ると、高齢化社会の進展に伴って予防や健康管理サービスなどの市場拡大が進むなかで、国内市場規模は2013年の16兆円から2020年に26兆円、2030年に37兆円へと急速な市場の拡大が予測されている。

このため、同社では予防医療も含めたモノ・コトサービス企業に対するマーケティング支援も強化していく方針だ。

さらには、グローバル化の進展や発展途上国の経済成長を背景に、世界の越境EC市場についても2015年以降で見ると年率20%超の成長が続いており、2020年は9,940億ドルの規模に拡大するとの予測もある。

中国などアジア地域への販売拡大を志向している日本企業も多く、越境EC支援事業を手掛ける同社にとって成長余地は大きいと言えるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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