[フランクフルト 20日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は20日、2021年上半期のバッテリー電気自動車(BEV)納車台数が前年同期の3倍近くに増えたと明らかにした。欧州の販売がけん引した。
納車台数は17万0939台に上った。
VWのグループ営業責任者のクリスティアン・ダールハイム氏は「当社の世界的な電動化攻勢は順調な進展を続けており、顧客からの需要は強い」と説明。
その上で、今年通年でBEVとプラグインハイブリッド車(PHEV)を合わせて約100万台出荷する計画だと述べた。
上半期の中国でのBEV納車台数は1万8285台と、前年同期の2倍超になった。グループ全体の10.7%を占めた。
ダールハイム氏は、新型EVの「ID」シリーズの拡充により中国での第3・四半期のBEV納車台数は大幅に押し上げられると予想した。