[モスクワ 30日 ロイター] - ロシアのリャプコフ外務次官は、同国の管理下にあるウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所の周辺に安全地帯を設置するための交渉は難航しており、ウクライナ側が単に時間稼ぎをしているとの見方を示した。RIAノーボスチ通信が30日に報じた。
次官はインタビューで、国際原子力機関(IAEA)と交渉が続いているため、安全地帯がどのような取り決めになる可能性があるかについて情報は公表できないとした上で「交渉は円滑に進んではいない」と語った。
ロシア側の提案はIAEAのグロッシ事務局長に提出したとし、ウクライナ側はグロッシ氏の案に明確に回答していないと指摘。「時間稼ぎをしているだけのようだ」と主張した。