[25日 ロイター] - スペイン国家統計局が25日発表した2021年第4・四半期の国内総生産(GDP)確報値は前期比2.2%増と、速報値の2.0%増から上方修正された。
家計支出、企業投資、輸出が予想を上回った。
これを受け、通年のGDP確報値は5.1%増と、速報値の5.0%から修正された。
第4・四半期の家計支出は1.5%増と、第3・四半期の2倍以上の伸びを記録。建設部門も3.4%拡大した。
通年のGDPは政府目標の6.5%増を大幅に下回った。多くのアナリストは22年の見通しを下方修正している。
カルビノ経済相は、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、スペインの景気回復が遅れる可能性があると警告しているが、政府は昨年示した7%の成長目標を修正していない。