メディカルシステムネットワーク (TOKYO:4350)は、中小調剤薬局向け医薬品等ネットワーク事業と調剤薬局事業を2本柱として事業を展開している。
調剤薬局事業ではM&Aも活用したグループ拡大戦略を推進中。
10年後に連結売上高で3,000億円規模を目指す。
2015年3月期の連結業績は、医薬品ネットワーク加盟件数の増加や調剤薬局事業の収益拡大により、売上高が前期比14.2%増の75,548百万円、営業利益が同26.3%増の2,641百万円と過去最高業績を更新した。
同社は今回新たに、第4次中期経営計画を発表している。
最終年度となる2018年3月期の業績目標として売上高105,000百万円、営業利益4,000百万円を打ち出した。
医薬品ネットワーク加盟件数は前期末の1,200件から2,200件に、調剤薬局店舗数は同345店舗から500店舗以上に拡大する計画で、いずれも直近3年間の増加ペースを上回り、成長が加速化していくものと見込んでいる。
医薬品等ネットワーク事業については、医療費抑制を背景に中小、中堅規模の調剤薬局の経営環境が厳しくなるなか、同社にとっては加盟件数拡大の追い風となる。
また、2015年1月に芙蓉総合リース (TOKYO:8424)、4月にイーエムシステムズ (TOKYO:4820)と業務提携し、サービス内容がさらに拡充されたことも、成長を加速化する要因となる。
調剤薬局事業に関しては、国が推進する地域包括ケアシステムの中で、医療、介護、予防機能を担う拠点として、その役割が今まで以上に重要になってくるとみられている。
同社においてもこれらニーズに対応した次世代モデル薬局の開発を進めていくと同時に、M&Aも活用しながら店舗数の拡大を図っていく方針だ。
2016年3月期の業績は売上高が前期比13.0%増の85,353百万円、営業利益が同14.9%増の3,036百万円と2ケタ増収増益を見込んでいる。
主力2事業が引き続きけん引役となるほか、財務体質の改善を進めるため、「サ高住」施設のオフバランス化も今期は進めていく予定となっている。
■Check Point ・売上高、営業利益、経常利益が過去最高を更新 ・新たな中期計画を発表、18/3期に売上高1,050億円が目標 ・今期も2ケタ増収増益を見込む (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
調剤薬局事業ではM&Aも活用したグループ拡大戦略を推進中。
10年後に連結売上高で3,000億円規模を目指す。
2015年3月期の連結業績は、医薬品ネットワーク加盟件数の増加や調剤薬局事業の収益拡大により、売上高が前期比14.2%増の75,548百万円、営業利益が同26.3%増の2,641百万円と過去最高業績を更新した。
同社は今回新たに、第4次中期経営計画を発表している。
最終年度となる2018年3月期の業績目標として売上高105,000百万円、営業利益4,000百万円を打ち出した。
医薬品ネットワーク加盟件数は前期末の1,200件から2,200件に、調剤薬局店舗数は同345店舗から500店舗以上に拡大する計画で、いずれも直近3年間の増加ペースを上回り、成長が加速化していくものと見込んでいる。
医薬品等ネットワーク事業については、医療費抑制を背景に中小、中堅規模の調剤薬局の経営環境が厳しくなるなか、同社にとっては加盟件数拡大の追い風となる。
また、2015年1月に芙蓉総合リース (TOKYO:8424)、4月にイーエムシステムズ (TOKYO:4820)と業務提携し、サービス内容がさらに拡充されたことも、成長を加速化する要因となる。
調剤薬局事業に関しては、国が推進する地域包括ケアシステムの中で、医療、介護、予防機能を担う拠点として、その役割が今まで以上に重要になってくるとみられている。
同社においてもこれらニーズに対応した次世代モデル薬局の開発を進めていくと同時に、M&Aも活用しながら店舗数の拡大を図っていく方針だ。
2016年3月期の業績は売上高が前期比13.0%増の85,353百万円、営業利益が同14.9%増の3,036百万円と2ケタ増収増益を見込んでいる。
主力2事業が引き続きけん引役となるほか、財務体質の改善を進めるため、「サ高住」施設のオフバランス化も今期は進めていく予定となっている。
■Check Point ・売上高、営業利益、経常利益が過去最高を更新 ・新たな中期計画を発表、18/3期に売上高1,050億円が目標 ・今期も2ケタ増収増益を見込む (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)