12日の日経平均は大幅に反発。
255.75円高の22187.96円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。
前日の下落部分を吸収する格好となっている。
11日の米国市場では、トランプ政権が新たに2000億ドル相当の中国製品に10%の追加関税を課す計画を発表してアジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが先行。
また、原油相場の下落も嫌気されるなか、NYダウは200ドルを超す下げとなった。
これについては前日の朝方から織り込まれており、一方でシカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の22000円としっかりで、ドル円相場も前日から円安方向に振れて推移するなか、自律反発の流れが先行した。
22000円を回復して始まった日経平均は、その後もじりじりと上げ幅を拡大させており、後場半ばには一時22233.52円まで上昇している。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。
もっとも、出来高は11億株台と低水準であり、薄商いの中を指数インパクトの大きい、ファーストリテ (T:9983)、ソフトバンクG (T:9984)、エーザイ (T:4523)が日経平均をけん引した格好。
セクターでは水産農林、情報通信、医薬品、精密機器が堅調。
半面、原油安の影響から鉱業、石油石炭が冴えない。
円相場が1ドル112円台まで円安に振れたほか、上海市場の上昇等も安心感につながったとの見方もされていた。
ただし、出来高の薄い中をファーストリテで日経平均を約67円、ソフトバンクGで約63円、エーザイで約30円押し上げている状況である。
日経平均は辛うじて下値を切り上げているが、上値抵抗の25日線を明確に上放れてこないと、自律反発の域は脱せず、リバランスの流れにとどまりそうである。
本日動意をみせていたソフトバンクGは、週間形状での一目均衡表の雲上限を捉えてきている。
遅行スパンも実線を捉えてきており、もう一段高をみせてくるとシグナルが好転する。
また、ファーストリテの第3四半期決算は営業利益が前年同期比32.3%増の2388億円だった。
通期計画を超過達成しており、コンセンサスに対しても上振れている。
通期計画は据え置かれているが、夏物衣料への期待等も高まりやすく、リバウンド基調が強まる展開が意識されそうだ。
明日も両社の動向から目が離せないだろう。
255.75円高の22187.96円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。
前日の下落部分を吸収する格好となっている。
11日の米国市場では、トランプ政権が新たに2000億ドル相当の中国製品に10%の追加関税を課す計画を発表してアジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが先行。
また、原油相場の下落も嫌気されるなか、NYダウは200ドルを超す下げとなった。
これについては前日の朝方から織り込まれており、一方でシカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の22000円としっかりで、ドル円相場も前日から円安方向に振れて推移するなか、自律反発の流れが先行した。
22000円を回復して始まった日経平均は、その後もじりじりと上げ幅を拡大させており、後場半ばには一時22233.52円まで上昇している。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。
もっとも、出来高は11億株台と低水準であり、薄商いの中を指数インパクトの大きい、ファーストリテ (T:9983)、ソフトバンクG (T:9984)、エーザイ (T:4523)が日経平均をけん引した格好。
セクターでは水産農林、情報通信、医薬品、精密機器が堅調。
半面、原油安の影響から鉱業、石油石炭が冴えない。
円相場が1ドル112円台まで円安に振れたほか、上海市場の上昇等も安心感につながったとの見方もされていた。
ただし、出来高の薄い中をファーストリテで日経平均を約67円、ソフトバンクGで約63円、エーザイで約30円押し上げている状況である。
日経平均は辛うじて下値を切り上げているが、上値抵抗の25日線を明確に上放れてこないと、自律反発の域は脱せず、リバランスの流れにとどまりそうである。
本日動意をみせていたソフトバンクGは、週間形状での一目均衡表の雲上限を捉えてきている。
遅行スパンも実線を捉えてきており、もう一段高をみせてくるとシグナルが好転する。
また、ファーストリテの第3四半期決算は営業利益が前年同期比32.3%増の2388億円だった。
通期計画を超過達成しており、コンセンサスに対しても上振れている。
通期計画は据え置かれているが、夏物衣料への期待等も高まりやすく、リバウンド基調が強まる展開が意識されそうだ。
明日も両社の動向から目が離せないだろう。