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アップル端末とアプリ併用試験、認知症患者を識別できる可能性

発行済 2019-08-09 11:57
更新済 2019-08-09 12:01
© Reuters.
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[8日 ロイター] - 米医薬品大手イーライリリー (N:LLY)は8日、米アップル (O:AAPL)のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」などの端末をデジタルアプリと併用して行った試験の初期的な結果で、軽度のアルツハイマー型認知症とそうでない人を識別できる可能性が示されたと発表した。

試験には60歳以上の被験者113人が参加し、アップル、イーライリリーと健康関連の電子情報・分析サービスを手掛けるエビデーション・ヘルスが実施した。アップルの端末を睡眠追跡アプリ「Beddit」とデジタルアプリを併せて使用。研究者は端末の使用データと参加者のアプリ履歴を検討した。

認知症症状のある人々は健康な人と比べて入力が遅い傾向があり、受け取るメールの数が少なかった。

参加者はまた毎日2つの質問に答える調査や、2週間おきにアプリで1つの形を別の形にドラッグするほか、円をできるだけ早くタップするなどの簡単な作業を行うよう求められた。

試験ではアルツハイマー病の前段階の軽度の認識障害を持つ人々の識別も目指していた。

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