[ラスベガス 8日 ロイター] - 米アップル (O:AAPL)は8日、ラスベガスで開かれた情報セキュリティーに関する会議で、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の不具合を発見したサイバーセキュリティー研究者に最大100万ドルの賞金を出すと発表した。
アップルは、業務を依頼した研究者にのみ賞金を出す従来の方針を転換。重大な発見に賞金を出す制度をすべての研究者に開放すると説明した。
100万ドルの賞金は、携帯電話のユーザーが全く操作しない状態で基本ソフト(OS)の「カーネル」と呼ばれる中核部分にアクセスした場合にのみ適用される。アップルが不具合発見で出した賞金のこれまでの最高額は20万ドルだった。
またアップルは、セキュリティー機能に関して修正された携帯電話を提供するなど、研究をより容易にするための措置も講じている。