[ブリュッセル/サンフランシスコ 13日 ロイター] - グーグルが提供する求人情報サービスについて、欧州の求人情報サービス会社23社が反競争的だと欧州委員会に申し立てた。
欧州委員会のベステアー委員(競争政策担当)は、グーグルの求人情報サービスを調査している。
ロイターが入手したベステアー委員宛ての書簡で、求人情報サイトを運営する英ベスト・ジョブス・オンラインなど23社は、調査中にグーグルに暫定的な是正命令を出すよう求めている。
グーグルの求人情報サービスは、「インディード」などと同様、利用者が希望職種で求人情報を探せるようになっている。
求人情報サービス業界では、グーグルがネット検索での支配的地位を乱用して利用者を集めているとの批判がでている。
ベステアー委員は10月31日に退任するが、事情に詳しい筋によると、ベステアー氏は、調査がうやむやにならないよう、周到な引き継ぎ準備をしているという。