[18日 ロイター] - トランプ米大統領は18日、中国からの輸入品に対する関税の影響を巡りアップル (O:AAPL)のティム・クック最高経営責任者(CEO)と意見を交わしたことを明らかにした。
トランプ大統領が記者団に明らかにしたところによると、クック氏は対中関税について、韓国サムスン電子 (KS:005930)の製品が対象にならないことを踏まえれば、アップルにとって打撃になる恐れがあると懸念を示した。
トランプ氏はこれについて「非常に説得力のある意見で、考慮している」とコメントした。
トランプ氏の発言を受けて米株価指数先物は上昇。トランプ氏はアップルに関して発言するよりも前に、ツイッターへの投稿で米政権が「中国と非常にうまくやっている」と述べていた。
アップルが中国で生産するノートパソコンやiPhoneに対する追加関税の発動は12月15日への延期が決まったが、イヤホンの「エアポッズ」、腕時計型端末「アップルウオッチ」、スマートスピーカー「HomePod」などは9月1日に追加関税が課される。
アップルのコメントは得られていない。
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