[ソウル 29日 ロイター] - 韓国最高裁は29日、韓国の前大統領、朴槿恵被告への贈賄罪などに問われたサムスン・グループ経営トップのサムスン電子 (KS:005930)副会長、李在鎔被告に対する執行猶予付きの二審判決の一部を破棄し、ソウル高等裁判所に差し戻した。
最高裁は、高裁の賄賂の定義が狭すぎたと判断。サムスン・グループが朴被告の友人の娘の乗馬訓練のために寄贈した馬3頭を賄賂と認定すべきだと主張した。
今回の判決を受け、市場では李被告がサムスン電子の経営に専念できなくなるとの見方が浮上。サムスン電子株は一時2%値下がりした。