[28日 ロイター] - フェイスブック (O:FB)は、子ども向け対話アプリ「メッセンジャー・キッズ」に不具合があることを認め、連邦取引委員会(FTC)に伝えたことを明らかにした。同アプリを巡っては、上院議員2人がプライバシーに関する懸念を表明していた。
フェイスブックのバイスプレジデント、ケビン・マーティン氏は民主党のエド・マーキー議員(マサチューセッツ州選出)とリチャード・ブルーメンソル議員(コネティカット州選出)に書簡を送付した。ロイターが内容を確認した。
マーティン氏は8月27日付の書簡で「『メッセンジャー・キッズ』を含む多くの問題や製品について、FTCと定期的に連絡を取っている」とコメント。「指摘されたテクニカルエラーは2018年10月に発生した」とし、「導入したアプリの修正は問題再発を防ぐためのもの」と説明した。
マーキー議員とブルーメンソル議員は28日、フェイスブックからの書簡に対し、「フェイスブックが『メッセンジャー・キッズ』にさらなるバグやプライバシー上の問題があるか調べるための包括的な見直しを行わなかったことに特に失望している」と表明した。
両議員は8月6日にフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)に書簡を送り、「メッセンジャー・キッズ」を利用する子どものプライバシーの保護が十分でない可能性について問い合わせた。同アプリについて、保護者によって承認されていないメンバーが存在しているグループチャットに大勢の子どもが加わることができると知って「困惑している」と伝えていた。