[3日 ロイター] - 米フェイスブック (O:FB)は3日、全てのユーザーが同社の顔認証機能を利用できるようになったと発表した。ユーザーは個人データの共有をオプトアウト(拒否)することが可能だ。
フェイスブックは顔認証機能による写真のタグ付けサジェスト機能を停止することも明らかにした。
フェイスブックの顔認証機能は2017年12月から一部ユーザーで利用が可能になり、アカウント所有者に自身のプロフィール写真が誰かに使用されているかどうかを通知するといった追加機能を持つ。
タグ付けサジェスト機能でユーザーは、写真にタグ付けする友達の候補を提示するかどうか選ぶことができたが、顔認証機能の他の利用については管理する権限がなかった。
フェイスブックの顔認証機能は2015年以降、プライバシー保護を巡る訴訟で議論の的となっている。イリノイ州ではフェイスブックが多数のユーザーの生体認証データを同意なしに収集、保管したとして訴訟が起こされ、連邦控訴裁判所が先月、集団訴訟の棄却を求めたフェイスブックの訴えを退けた。