[香港 26日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の創業者で最高経営責任者(CEO)の任正非氏は26日、米国製部品を使用しない第5世代(5G)移動通信システム向け基地局を製造中で、来年には生産が倍増されると明らかにした。
10月から月5000基の5G基地局を製造し、来年の生産数は約150万基に上る計画だとした。
同社の企業戦略担当幹部は、米部品を使用しない基地局の性能について「悪くない」としたが、詳細は控えた。
ただ、任CEOは可能なら米機器を利用したいとし、長い関係を持つ米サプライヤーとの「感情的なつながり」を理由に挙げた。
ファーウェイは19日、新型スマートフォーン「Mate(メイト)30」シリーズを発表したが、米国の輸出規制により米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」のライセンス版を利用できない。