[モスクワ 2日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は2日、サウジアラビアの石油施設に対する攻撃の責任がイランにあるとの証拠はなく、今のところ米国はイランが関与したと証明していないと述べた。
プーチン氏は、攻撃発生後にフランスがイランと米国の首脳会談を設定しようとしたが、イラン側が米国の制裁解除を望んだため失敗に終わったと指摘。「われわれはこうした出来事(石油施設攻撃)は非難するが、イランを責めることには反対する。なぜなら証拠がないからだ」と語り、イランのロウハニ大統領がプーチン氏に個人的なルートで、イランは攻撃に関係ないと伝えてきたことも明らかにした。
ロシアはイラン、サウジ両国と緊密な関係を維持している。プーチン氏は、ロシアとサウジの協調が世界のエネルギー価格安定に寄与していると評価した。