[ワシントン 18日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は18日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、日銀がデジタル通貨を発行する可能性について否定的な見解を示した。
黒田総裁は、中央銀行がデジタル通貨を発行する可能性について「G20内でいま具体的に議論になっているわけではない」と指摘。「あくまでも民間ベースのクロスボーダーの資金決済、送金についてもっと効率的にできないか、国際決済銀行(BIS)を中心に検討していこうということだ」として、「日銀としても、具体的にデジタル通貨を検討しているわけではない」と語った。
(木原麗花 志田義寧 編集:田中志保) OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20191019T023426+0000