[深セン 28日 ロイター] - 中国通信機器大手の中興通訊(ZTE) (HK:0763) (SZ:000063)が28日発表した第3・四半期決算は、純利益が前年同期比約4倍増となった。昨年の米政府による制裁の打撃から回復した。
純利益は370%超増の26億6000万元(3億7700万ドル)。1─9月の純利益は41億3000万元に達した。
営業収入は1.55%増の196億3000万元。
通年利益は43億─53億元と予想。昨年は制裁の影響で69億8000万元の赤字だった。
また、1─9月に、世界で次世代通信規格「5G]通信網の営業許可35件を獲得したことを明らかにした。
米商務省は昨年4─7月、ZTEが米国の対イラン・北朝鮮制裁措置に違反したとして同社を輸出規制の対象とした。その後、制裁金14億ドルの支払いによってZTEへの制裁は解除された。