[深セン(中国) 30日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]が第3・四半期に国内スマートフォン市場でシェアを拡大したことが、30日に公表された調査会社カナリスのデータで明らかになった。米国の制裁に直面する同社への支持が国内消費者の間で広がった。
中国スマホ市場は全体では、第3・四半期に前年同期比3%縮小した。出荷台数は市場全体で9780万台。このうち、ファーウェイ製は4150万台と66%増加。同社の市場シェアは42%に拡大した。
主要ライバル企業の「OPPO(オッポ)」や「Vivo(ビボ)」、小米科技(シャオミ) (HK:1810)、米アップル (O:AAPL)はシェアを奪われ、4社を合わせた第3・四半期のシェアは50%と前年同期の64%から縮小した。
アップルのiPhone(アイフォーン)販売台数は28%減の510万台で、5年ぶりの低水準だった。