[北京 31日 ロイター] - 中国の国有通信会社3社は31日、第5世代(5G)移動通信サービスの提供を来月1日から開始すると発表した。
サービス開始を発表したのは中国移動 (HK:0941)、中国連合通信 (HK:0762)、中国電信 (HK:0728)の3社。
料金プランは月128元から。全国でサービスを利用できるようになる。
中国は当初、来年初めの5Gサービス開始を計画していたが、同国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]などを巡る米国との対立を受けて、サービス開始を前倒しした。
バーンスタインは今週のリポートで「中国は来月1日に世界最大の商用5G網を保有することになる。中国の5G網の規模と5Gサービスの価格はサプライチェーン全体に重要な影響を及ぼすだろう」との見方を示した。
中国当局は国内50都市に年内に5万基以上の5G基地局を設置する計画を明らかにしている。北京、上海、広州、杭州などの大都市はすでに5G網が敷設されている。
シャオミ(小米科技)、ファーウェイなどの携帯端末メーカーは、すでに5Gサービスの開始をにらみ、新製品を発表している。
ファーウェイは5Gサービスの開始で来年の収入が押し上げられると予想。シャオミは来年5G対応端末を10機種以上発売する計画を明らかにしている。