[ロンドン 4日 ロイター] - 日米、欧州連合(EU)その他の市場監督組織で構成する証券監督者国際機構(IOSCO)は4日、米フェイスブックが導入を計画している暗号資産(仮想通貨)「リブラ」などを含むステーブルコイン(法定通貨を裏付けとしたデジタル通貨)に対して既存の証券規則を適用することは可能であり、ステーブルコインの恩恵実現に資するとの見方を示した。
アシュリー・オルダー議長は声明で「われわれの分析によると、いわゆる『ステーブルコイン』は規制対象証券が持つ典型的な機能を有している」と指摘。ステーブルコインを巡り、既存の証券規則が適用される可能性を示唆した。
また「ステーブルコインの導入、特に世界規模での導入を求める企業などは、運用する可能性がある当該地のあらゆる関連規制当局と公然かつ建設的に関与することが重要」とし、「われわれは国際協調を奨励する。ステーブルコインに関連するリスクを特定かつ軽減し、恩恵を享受することが可能だ」と述べた。
IOSCOは、世界的なステーブルコインを巡る規制上の「ギャップ」の有無を調査している金融安定理事会(FSB)の取り組みを支援するとした。
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